一般社団法人埼玉県電業協会 会長 積田 優
令和7年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また平素より(一社)埼玉県電業協会の活動に対し、
多大なるご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年の業界を取り巻く環境は資機材価格の高騰はあるものの、高圧ケーブル以外は需給の逼迫が一定程度落ち着き、
また建設投資の下げ止まりや設計労務単価の引上げ等により、全体として改善傾向にありました。しかし、超高齢社会が到来する2025年問題にあるように、
多くのベテラン労働力が引退し、若年層労働者の不足がさらに顕著になると見られています。加えて、働き方改革や技術伝承の問題も重なり、
業界全体の生産性が大きく低下し持続可能性にも深刻な影響を与えかねません。この大きな分岐点にある今、魅力と活力あふれる電設業界を目指す為に、
(一社)日本電設工業協会の第4次アクションプラン(2024-2027)
@ 時間外労働の上限規制適用を梃子に「働き方改革」を深化させる
A 担い手不足の深刻化に対応した「多様な人材確保・育成と処遇改善」方策を強化する
B 生産性向上、省エネ・脱炭素化など人口減少下での社会・地域のGX(グリーントランス
フォーメーション)実現に貢献する新技術の開発・普及に積極的に取り組む
C 第三次・担い手3法を受け業界の様々な処遇改善に向けて発注関係機関・関係団体との
コミュニケーションを充実させる
D 会員サービスを充実させるとともに、広報・広聴活動を強化し社会への発信力を強化する
にのっとりアップデートすべきことを明確にして担い手不足の深刻化に対応した協会活動に邁進してまいります。
そして、発注者様に質の高いサービスを適切・継続的にご提供し、県民の皆様が安心・安全に暮らせるための電気設備の供給、整備、保全に
会員一同取り組んで行きたいと考えております。
また本年協会は設立50周年を迎える年になりました。これまでに諸先輩が幾多の困難を乗り越え今日の協会の姿があることに思いを馳せ、
心からの敬意と感謝の意を表するとともに、関係機関各位のご理解とご支援の賜物であると心より御礼を申し上げます。
記念式典をはじめ様々な50周年記念事業の企画を予定しております。今後も社会を取り巻く環境変化に対応しながら多様な人材が“いきいき”と
活躍する魅力と活力あふれる電設業界の実現に向けた諸活動を展開し、不変の努力を続け信頼に応えて参る所存です。
今後ともなお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
結びに関連団体の皆様の益々のご活躍を祈念申し上げ新年の抱負とさせて頂きます。
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